あとがき
まずは、最後までお読みいただきありがとうございました。
思い返せば、第一章をサイトに掲載したのが2007年夏のRB Ocean Festival でした。
そこから考えても3年と少し。
初期の構想からの時間を考えてみると、既に6年か7年くらいかかっています。
読み返してみると、誤字脱字、日本語の間違いなどなどたくさんありますが、
これはまたちょくちょく直していこうかと思います。
一つ一つの話に注釈やら解説を書いて来なかったので、わかりにくかった場面も多々あるかと思います。
特に3章は、構想は楽しかったのですが、心理的な描写が殊の外苦手なので存外苦労しました。
遠い昔からの因縁でギルバートとジョージが戦うことになった、という設定が全てなのですが、そこに至った経緯は何だったかな。。。
海外ではシャム猫隊長はジンギスという名だというのが一つ。
たまたま、初期の設定でギルバートの上官に当たる位置にいたのがジョージだったいうのが一つ。
そして。
「ギルもジョージもグロールとグリドルとジンギスとジェームスも、みんな"G"から始まるし、それ使えへんかな」
「いや、ジェームスは"J"やねんけど」
とまあ、ありがちな勘違いをしたどこぞの管理人(妹)の一言がきっかけと言えばきっかけで、
何とかかんとかそういう話に持っていければおもしろいかもしれないと、色々捏ね繰り回した挙句、今の話の大筋ができたわけです。
出来上がってみればけっこう大筋を逸れていましたが。
ううん、言い訳めいていて詰まらないのでギルバート像について語ってみます。
ギルバートの設定以下の通り。
【それなりに重要な設定】
◎若いながらに有能な海軍隊長
◎根は真面目で丁寧口調
◎棒術使い
◎小柄
◎身体能力が高い
◎目は群青色
◎少数部族出身
【どうでも良さそうな設定】
◎短パンが涼しくて良いと思っている。そして、部下にも短パンを推奨(半ば強制)。
◎大食漢
◎身長のことを言われると、部族内では平均身長と言い張る。
◎実は密かに想う女性がいたりする。一目ぼれ。
何でこういう設定なのか。
小柄で棒術使い、かつ真面目で大食漢なのは舞台からの印象です。
目が群青なのは、元々イラストがそういう風になっていたから。
有能だというのは、ギルバートが若い設定なのに隊長の地位にいるから。
そして、少数部族であること。
これは、彼が雄の三毛という珍種だからですね。滅多にいない、つまり数が少ない。それじゃ少数部族だな。
とまあ、最初のノリはこんな感じでした。カーバケッティも同じような理由で少数部族です。
そして、雄の三毛猫を航海の守り神として船に乗せれば沈まないと言われていたことから、
「ロンシェンの男を乗せた船は沈まない」という流れになるわけです。
ちなみに、第一章でグロールタイガー戦の描写がありますが、
あれは少しでも舞台に忠実になるように、ちょっとだけ頑張ってみました。
グロールタイガーにやられるふたりは誰だ?グロールタイガーにとどめを刺すのは誰だ?と
舞台で目を凝らしていたこともあります。
こんな風に、どこかに根拠やら理由を求めながら、キャラクターができていきましたので
それなりにこの海軍で作られたキャラクターには愛着を持っています。
これまでにも書いてきましたが、ジョージ、ヴィクター、アドミータス、プラトーは、年齢から性格から、ほとんどオリジナルです。
ジョージとアドに至っては、外見すらオリジナル混じり。メグなんかは完全にオリジナルキャラですし。
プラトーが怪力の持ち主とか、ヴィクターが本気でおバカなところとか、本編に入れたかったけれど入れるところがありませんでした。残念。
というわけで、今後も外伝やら過去話、後日譚などが気付いたらアップされているかもしれません。
リクエストいただければ(そんなもんあるかー!・・・という突っ込みはどうかどうか胸中でお願いします/笑)
そのうち思い出したようにアップされるかもしれません。
お付き合いありがとうございました。
言いたいことが山とあるので収拾がつかなくなる前に切り上げます。
ご声援いただいた皆様、読んで下さった皆様に
心より感謝申し上げます。
九紋竜
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